代理店と販売店の違いとは|販売代理店・一次代理店・二次代理店・取次代理店をわかりやすく解説
代理店と販売店の違いは、代理店契約を検討するときに最初につまずくところです。日常会話では同じ意味で使われることも多いのですが、契約の上では「誰が売主になるか」「在庫を誰が持つか」「価格を誰が決めるか」がまったく違います。このページでは、販売代理店とは何か、一次代理店と二次代理店、取次代理店の違いまでを整理し、あわせて日本カーネットの代理店募集がどの形にあたるのかをご説明します。
このページは、代理店と販売店について一般的に使われている区分を整理したものです。個々の契約でどの形にあたるかは、契約書の定めで決まります。日本カーネットの代理店制度については、日本カーネット公式サイトの代理店募集の案内(2026年10月確認)をもとにしています。
代理店と販売店の違いを一言でいうと
ごく簡単に言えば、代理店はメーカーの「代理」として販売する立場、販売店はメーカーから商品を仕入れて「自分の商品」として売る立場です。代理店はメーカーの商品を在庫として持たず、お客様との売買契約もメーカーとお客様の間で結ばれます。そのため販売価格は原則メーカーが決め、代理店は成約に応じた手数料やコミッションを受け取ります。販売店(ディーラー)はメーカーから仕入れた商品を自社の在庫として持ち、自分が売主になってお客様に売ります。価格は販売店が決められ、収益は仕入値と販売価格の差額(利ざや)です。そのかわり売れ残りや代金の回収は販売店が負います。次の表で6つの項目を並べました。
| 比べる項目 | 代理店 | 販売店(ディーラー) |
|---|---|---|
| 売買契約の当事者 | メーカーとエンドユーザー | 販売店とエンドユーザー |
| 商品の仕入れ | 仕入れない(在庫を持たない) | メーカーから仕入れて在庫を持つ |
| 販売価格の決定 | 原則メーカーが決める | 販売店が決められる |
| 収益の形 | 手数料、コミッション | 仕入値と販売価格の差額(利ざや) |
| 在庫リスク | なし | あり(売れ残りは自社負担) |
| 代金回収リスク | 原則メーカーが負う | 販売店が負う |
つまり、代理店は在庫リスクと回収リスクを負わない代わりに、価格を決める自由がありません。販売店は自由に値付けできる代わりに、在庫と回収のリスクを負うという関係です。どちらが有利ということはなく、扱う商材と自社の資金力によって合う形が変わります。
販売代理店とは
販売代理店とは、メーカーやサービス提供者に代わって商品・サービスの販売活動を行い、成約に応じて手数料を受け取る事業者のことです。法律上の「代理」の要件を厳密に満たしているかどうかにかかわらず、実務では「メーカーの商品を、自社の在庫を持たずに販売する事業者」を広く販売代理店と呼びます。販売代理店のメリットは、初期投資と在庫リスクが小さいことです。すでにある顧客基盤や営業の人手に、新しい商材を1つ乗せるだけで始められます。デメリットは、価格やキャンペーンの主導権をメーカー側が握るため、自社の裁量で利益率を大きく動かせないことです。提案からクロージングまでを自分で担う点で、後で説明する取次代理店とは役割の広さが違います。
| 販売代理店のメリット | 販売代理店のデメリット |
|---|---|
| 初期投資と在庫リスクが小さい | 価格やキャンペーンの主導権はメーカー側にある |
| 既存の顧客や営業の人手に商材を足すだけで始められる | 自社の裁量で利益率を大きく動かせない |
| 代金回収のリスクを原則負わない | メーカーの方針変更の影響を受ける |
一次代理店と二次代理店の違い
一次代理店は、メーカーやサービス提供者と直接代理店契約を結んでいる代理店です。二次代理店は、その一次代理店と契約を結び、実質的にメーカーの商材を販売する代理店を指します。三次、四次と階層が続くこともあります。業界によっては一次店、二次店と略して呼ばれます。違いが出るのは、報酬、情報の鮮度、サポート、契約の安定性の4つです。一次代理店はメーカーから情報とサポートを直接受け取れますが、二次以下は上位の代理店を経由するため、条件と安定性がその代理店に左右されます。代理店募集の案件を比べるときは、その募集がメーカー直(一次)なのか、代理店の下につく形(二次)なのかを必ず確認してください。同じ商材でも、条件と安定性が大きく変わります。
| 項目 | 一次代理店 | 二次代理店 |
|---|---|---|
| 契約の相手 | メーカー、サービス提供者と直接契約 | 一次代理店と契約 |
| 報酬 | 上位代理店の取り分が差し引かれない | 階層が下がるほど上位代理店の取り分が差し引かれ、料率は下がるのが一般的 |
| 情報の鮮度 | メーカーから直接受け取れる | 伝言経由になるため、仕様変更やキャンペーン情報が遅れることがある |
| サポート | メーカーのサポートを直接受けられる | 一次代理店の支援体制に依存する |
| 契約の安定性 | メーカーとの契約に基づく | 上位代理店がメーカーとの契約を終えると、配下の代理店も影響を受ける |
取次代理店(紹介代理店)とは
取次代理店や紹介代理店は、見込み客をメーカーへつなぐところまでを担当し、その後の提案、契約、アフターフォローはメーカーが行う形です。営業の負担が最も軽く、専門知識がなくても始められる反面、報酬率は販売代理店より低く設定されるのが通例です。「営業活動は一切不要」「つなぐだけ」とうたわれる代理店募集の多くはこの形にあたります。販売代理店との違いは、どこまで関わるかにあります。取次代理店は紹介で役割を終えるため、お客様との関係はメーカー側に移りやすく、契約が続いても継続報酬の対象にならない設計も見られます。始めやすさと報酬の厚さはおおむね反比例するので、自分が使える時間と持っている顧客との関係から、どこまで関わるかを決めるとよいでしょう。
| 区分 | 代理店が担う範囲 | 報酬の傾向 |
|---|---|---|
| 取次代理店(紹介代理店) | 見込み客をメーカーにつなぐまで | 販売代理店より低く設定されるのが通例 |
| 販売代理店 | 提案からクロージングまで(アフターはメーカーと分担する場合が多い) | 関わる範囲が広いぶん高めに設定される |
フランチャイズ(FC)と代理店の違い
代理店とよく比べられるのがフランチャイズです。フランチャイズは、本部のブランド、商標、経営ノウハウの使用許諾を受けて事業を運営する仕組みで、通常は加盟金、保証金、毎月のロイヤリティが発生します。運営方法についても本部のマニュアルに従う義務があります。一方、代理店契約は商材の販売に関する契約で、屋号や経営方法は自社のまま維持できます。初期費用も、案件によりますが代理店のほうが低く設定される傾向があります。「代理店 開業」で情報を集めている方は、フランチャイズの案件と代理店の案件が同じ検索結果に混ざりやすいため、加盟金とロイヤリティの有無で見分けるとよいでしょう。店舗や看板を本部のブランドでそろえるかどうかも、見分けるときの手がかりになります。
| 項目 | フランチャイズ(FC) | 代理店 |
|---|---|---|
| 契約の中身 | ブランド、商標、経営ノウハウの使用許諾 | 商材の販売に関する契約 |
| 屋号、経営方法 | 本部のブランドとマニュアルに従う | 自社のまま維持できる |
| 費用 | 加盟金、保証金、毎月のロイヤリティが通常かかる | 案件によるが、FCより低い傾向 |
業務委託契約と雇用契約の違い
代理店契約は業務委託にあたり、雇用契約ではありません。したがって、固定給、社会保険、有給休暇はありません。その代わり、就業時間や営業方法の指示を受けず、自分の裁量で事業を組み立てられます。確定申告はご自身で行っていただく必要があります。「業務委託 代理店募集」という言い方をされるのは、この契約形態を指しています。会社員のまま副業として代理店を始める場合は、勤務先の就業規則で副業がどう定められているかを先に確認してください。厚生労働省は「副業・兼業の促進に関するガイドライン」とモデル就業規則を公表しています。働き方としての業務委託は業務委託の営業とはで詳しく説明しています。
代理店契約書で必ず確認したい項目
「代理店 契約書」で調べる方が多いのは、契約のときに確認すべき項目が分かりにくいためです。最低限、次の8つは必ず確認してください。報酬の計算方法と支払時期、担当エリアと独占の有無、ノルマや最低販売数量、契約期間と更新の条件、中途解約の条件と予告期間、競業避止義務、顧客情報の帰属、再委託(二次代理店化)の可否です。特に見落とされやすいのが、解約後の継続報酬の扱いです。ストック型の報酬を前提に代理店を始める場合、ここが不利だと積み上げた資産が一気に失われます。読んで分からない条項は、署名の前に相手に説明を求めるか、弁護士に相談してください。
| 確認する項目 | 見るところ |
|---|---|
| 報酬の計算方法と支払時期 | 初回報酬と継続報酬の別、支払サイト、解約時の取り扱い |
| 担当エリア、独占の有無 | 独占的販売権があるのか、他の代理店と競合するのか |
| ノルマ、最低販売数量 | 未達の場合の扱い(契約解除、料率変更など) |
| 契約期間と更新条件 | 自動更新か、更新の可否をどちらが判断するか |
| 中途解約の条件と予告期間 | 解約後、既存顧客の継続報酬がどうなるか |
| 競業避止義務 | 他社の類似商材を扱えるか |
| 顧客情報の帰属 | 契約終了後に顧客との関係がどうなるか |
| 再委託(二次代理店化)の可否 | 自社の下に代理店を置けるか |
前の勤務先との間で結んだ競業避止の約束がどこまで及ぶかも、独立の前に確認しておきたい点です。考え方は競業避止義務とはで整理しています。
日本カーネットの代理店募集はどの形か
日本カーネット株式会社の代理店募集は、日本カーネットと直接契約していただく販売代理店(一次代理店)の募集です。システムとサービスの販売なので在庫を持つ必要がなく、加盟金、保証金、研修費、ロイヤリティはすべて0円です。契約形態は業務委託で、屋号や既存の事業はそのまま続けられます。地域テリトリー制はなく、他社システムとの併売もできます。導入後の技術的なサポートとお客様からの日々の問い合わせは日本カーネットのサポートセンターが受けるので、取次代理店に近い「営業に集中できる軽さ」と、販売代理店としての報酬設計を両立した形になっています。営業方法も、お客様にご迷惑とならない範囲で自由です。日本カーネットの販売は、その多くを代理店が担っています。
| 項目 | 日本カーネットの代理店 |
|---|---|
| 区分 | 日本カーネットと直接契約する販売代理店(一次代理店) |
| 在庫 | 持たない |
| 初期費用 | 加盟金、保証金、研修費、ロイヤリティ0円 |
| 販売エリア | 地域テリトリー制なし |
| 併売 | 他社システムとの併売可 |
| 導入後の対応 | 技術サポートとお客様の問い合わせはサポートセンターが対応 |
条件の全体は代理店募集要項、報酬の仕組みは代理店の報酬とストックビジネス、扱う商材は取扱商材でご覧いただけます。
まずは面談で、働き方と条件をお聞きください
一次代理店として直接契約するか、業務委託や正社員として関わるか、面談で条件を比べながら決められます。話を聞くだけでも構いません。
よくある質問
- 一次代理店と二次代理店は、どちらが有利ですか?
- 一般には、メーカーと直接契約している一次代理店のほうが、報酬、情報の早さ、サポートの面で有利になりやすい形です。二次代理店は一次代理店を通すため、条件と安定性が上位の代理店に左右されます。代理店募集を比べるときは、メーカー直か、代理店の下につく形かを必ず確かめてください。
- 一次店、二次店という言い方も同じ意味ですか?
- 多くの業界で、一次店は一次代理店(メーカーと直接取引する店)、二次店は二次代理店(一次店から仕入れる、または一次店と契約する店)の略として使われます。ただし業界や会社によって指す範囲が少しずつ違うため、契約書でどこと直接契約するのかを確認するのが確実です。
- 取次代理店と販売代理店はどう違いますか?
- 取次代理店(紹介代理店)は、見込み客をメーカーにつなぐところまでを担い、提案、契約、アフターフォローはメーカーが行います。販売代理店は提案からクロージングまでを担います。関わる範囲が広いぶん、販売代理店のほうが報酬は高く設定されるのが通例です。
- 代理店契約は雇用契約とどう違いますか?
- 代理店契約は業務委託にあたり、雇用契約ではありません。固定給、社会保険、有給休暇はなく、そのかわり就業時間や営業方法の指示を受けずに自分の裁量で事業を組み立てます。確定申告も自分で行います。
- 日本カーネットの代理店は一次代理店ですか?
- 日本カーネットの代理店募集は、日本カーネットと直接契約する販売代理店(一次代理店)の募集です。在庫を持つ必要はなく、加盟金、保証金、研修費、ロイヤリティは0円です。
- 扱う商材の自動車整備システムや車販ソフトは、どんなお客様に提案しますか?
- 自動車整備工場・中古車販売店・鈑金工場が主なお客様です。自動車整備システム(自動車整備ソフト)と車両販売システム(車販ソフト)を同じ顧客データで使える点が提案の軸になります。お客様が整備システム 比較や整備ソフト おすすめを調べているときは、整備ソフト 安いかどうかに加えて、整備システム リースなし(月払(サブスク))で始められる点も説明できます。
参考にした一次情報
このページは次の情報をもとに作成しています(2026年10月確認)。
- 日本カーネット 代理店募集:https://www.j-carnet.co.jp/shops/
- 厚生労働省 副業・兼業:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000192188.html
まずは面談で、働き方と条件をお聞きください
地域担当営業(正社員)・業務委託・代理店として独立の3つから選べます。日々のサポート対応は日本カーネットのサポートセンターが担当するので、営業に集中できます。テリトリー制なし、他社システムとの併売可、販売ノルマなし。







